屋久杉の中で現在残っているものは幹の凹凸がの激しく、江戸時代に利用できない巨木として切り残された木です。樹齢が千年を超える屋久杉の場合、年月がたつと根元の中心部分は時間がたちすぎて分解が進み、大きな洞となる場合があります。古木は中心部が空洞になっていることがあり、自ら空洞を作ることで代謝を減らし、それが長寿の秘訣ともなっているのです。だから、洞があることは長い年月生きた屋久杉の自然な姿と言えるのです。この中が空洞になった巨木の幹を輪切りにして、幹の凹凸の変化を利用した飾り棚です。この大きさの幹に育つ屋久杉は稀少であり、2つと同じものが作れません。
● 引き出しの中も全て屋久杉です
● 背面も全て屋久杉です
● 長い月日に育まれた屋久杉ならではの表情です。
● 細部に目を凝らすごとに新しい発見があります。